mokeppi突然ですが、現代における「人生の3大悩み」といえば何でしょうか?
1つ目は進学。2つ目は就職。
3つ目はそう、「Bambu LabのA1とA1 mini、どっちにするか」ということです。
この間、山奥に住んでいる膝くらいまでヒゲがある仙人に会ったんですが、その仙人も



もう悩むことはないと思っていたんじゃが、A1とA1 miniどっちがいいのかわからんのじゃ……
と嘆いていました。
ということで、今回は3Dプリンター界隈を悩ませ続けている「結局Bambu LabのA1とA1 mini、どっちを買えばええねん問題」に終止符を打ちたいと思います。



「お前は誰やねん」という人に向けて簡単に自己紹介させてください!
僕は3Dプリンターで作った植物アイテムの販売をしている、mokeppi(もけっぴ)といいます。


仕事として色々な3Dプリンター使ってきたんですが、A1シリーズはかなり気に入っていて、現在は「A1 mini」を2台、大きいサイズの「A1」を1台使っています。





そんなA1とA1miniの両方をガッツリ使い倒している僕が、下記について書いていきます。
この記事の内容
- スペックでの比較
- 実際の使用感の比較
- 印刷クオリティ・スピードの検証
スペック表の比較だけで分からない、「実際の使用感」や「検証データ」も公開していくので、ぜひ最後までお付き合いください。
【結論】A1とA1 mini、迷ったらこう選べ!
最後まで読むのが面倒くさい人のために、まずは結論から書きます。
自分の用途や目的に合わせて、次の基準で選んでください。
- 安い3Dプリンターを探している(コスパ最優先)
- 18cm以下の小さいものを造形したい
- 騒音や振動ができるだけ小さいものを探している
- 設置できるスペースが小さい
- 18cmより大きいものを造形したい
- 作りたいものがまだ決まっていない(大は小を兼ねる)
- 何かを量産したい(ベッドが広い方が一度に多く作れる)
僕個人の意見では、初めての3DプリンターならA1 miniでも十分だと思います。
ただ、予算や置き場所に余裕がある場合や、大きいものを印刷したい人はA1の方がおすすめです。
【番外編】性格で選ぶ
スペック以外の基準として、こんな選び方もおすすめです。
- 熱しやすく冷めやすい人 → A1 miniがおすすめ
- 長く継続するのが得意な人 → A1がおすすめ
スペック表での比較


まずは基本スペックの違いをさらっと見ていきましょう。
| Bambu Lab A1 | Bambu Lab A1 | |
|---|---|---|
| 造形サイズ | 256×256×256mm | 180×180×180mm |
| 本体サイズ | 385×410×430mm | 347×315×365mm |
| 本体重量 | 約 8.3kg | 約 5.5kg |
| 筐体構造 | デュアルZ軸 (門型・安定性高) | シングルアーム (片持ち・省スペース) |
| ヒートベッド最高温度 | 100℃ | 80℃ |
| 最大印刷速度 | 500mm/s | 500mm/s |
| 最大加速度 | 10,000mm/s² | 10,000mm/s² |
| ディスプレイ | 3.5インチ タッチスクリーン | 2.4インチ タッチスクリーン |
| ノズル最高温度 | 300℃ | 300℃ |
| マルチカラー対応 | AMS Lite 対応 | AMS Lite 対応 |
| エンクロージャー(囲い) | なし (開放型) | なし (開放型) |
| 対応フィラメント | PLA, PETG, TPU, PVA(ABS/ASAは推奨外だが温度的に可) | PLA, PETG, TPU, PVA(ABS/ASAは温度不足で非推奨) |
スペック上の共通点
- 最大印刷速度
- 推奨フィラメント
- 最大加速度
どちらも最大印刷速度500mm/s、最大加速度10,000mm/s²という高速プリントが可能で、マルチカラー印刷ができる「AMS lite」にも対応しています。
推奨フィラメントも同じ(PLA, PETG等)で、エンクロージャーがない開放型なので、ABSやASAは基本的に非推奨です。



どちらもAMS Liteを使えばマルチカラー印刷ができる点も同じです。
スペック上の違い
- 価格
- 造形サイズ
- 本体サイズ
- 本体重量
- 筐体構造
- ベッド最高温度
大きい違いは「価格」と「サイズ」。
販売サイトやセール時期などによって価格は変動しますが、A1 miniに比べてA1は約2万円ほど高いです。
また造形サイズも縦横高さでA1は25.6cm、A1 miniが18cmなので、7.6cmの差があります。



本体サイズと重量も違うので、置きたい場所のスペースや、棚や台の耐荷重を調べておきましょう。
それ以外もスペック的には細かい違いがあるんですが、初心者さんはあんまり気にしなくてもいいです。
一応細かい違いを挙げておくと、まずはヒートベッドの最高温度。
A1が100℃なのに対して、A1 miniは80℃です。
ABSなどの高温系フィラメントはベッド温度が低いと反るので、100℃くらい欲しいんですが、どちらもABSは非推奨フィラメントなので、初心者さんにとってはあんまり関係ないと思います。
ただ、ネットで調べるとサードパーティ製のエンクロージャーを使って、ABSを印刷する人もいるみたいなので、そういうマニアックな使い方をしたい人だとA1の方がいいですね。



A1 miniのベッド温度だとエンクロージャー付けても反っちゃうと思います。
あとはZ軸の本数も違って、A1は左右に2本、A1miniは右側に1本という構成。
A1のZ軸


A1 miniのZ軸


2本のほうがブレが少ないので、印刷品質がA1の方が高いという人もいるんですが、実はそんな単純な話でもない気がしてます。(この点は後述します)
ディスプレイモニターのサイズもちょっと違います。
A1は3.5インチ、A1 miniは2.4インチで、A1の方がやや大きいです。
A1のモニター


A1 miniのモニター


でも操作感はぶっちゃけそんなに変わりません。



A1の方がやや押しやすいかも、くらい。
使用感の比較





ここからが本題です!
スペック表だけでは分からない、実際の使用感を以下の5つのポイントに分けて解説していきます。
- 造形サイズ
- 造形スピード
- 造形クオリティ
- 騒音・振動
- モニターの場所
造形サイズの違い
「18cm(mini)で足りるのか?」問題ですが、結論から言うと、個人的にはA1 miniでも全然足りちゃってます。



僕は植木鉢ばっかり作ってるので、8割くらいはminiでOKなんですよね。
ただ、明確にA1をおすすめしたいのが、「収納グッズを作りたい人」かつ「自分でモデリングしない人」です。
Bambu Labが運営している、Maker World(公式モデル共有サイト)で収納系のモデルを探すと、A1 miniだとちょくちょくサイズオーバーしてしまうものがあります。



自分でモデリングしない人だと「うわ、これ作りたいけど、miniじゃ足りないんかい」っていうのがいつか出てくると思う。
一応スライサーでカットではできますが、綺麗にスパッとカットするだけなので、造形完了後に接着剤で貼り付けることしかできません。


ジョイント構造を作って強度を上げたり、くっつけるために磁石を仕込むスペースを作るみたいなことは、自分でモデリングしないと厳しいです。
Bambu Studioという公式スライサーソフトをインストールしたあと、アカウントにログインして、Bambu Studio内で自分が作ってみたい物を検索してみてください。
その後、好みのモデルをダウンロードし、スライス画面の左上でA1かA1 miniを選べば、実際にサイズが足りるかわかります。





足りないとこういう感じで右下に警告が出ます!


また、「大は小を兼ねる理論」で、何を作るか決まってない人もA1の方がいいと思います。
ちなみに、冒頭で書いた「熱しやすく冷めやすい人」「長く継続するのが得意な人」のおすすめも造形サイズ(というか全体のサイズ感)が理由です。
- 熱しやすく冷めやすい人 → A1 miniがおすすめ
- もし飽きちゃったとしても、miniの方が小さくて邪魔になりにくいため。
- 長く継続するのが得意な人 → A1がおすすめ
- 長く続けていると、いずれ大きめサイズも欲しくなるので、最初からA1を選ぶのもアリです。
造形スピード



続いて造形スピードについて!
メーカー公称スペックでは、A1もA1 miniも「最大速度500mm/s、加速度10,000mm/s²」で同じということになっています。
しかし、実際に検証してみると……なんか色々複雑でめんどくさいことになりました。
結論を先に言うと、「実測ではA1の方が少し速い」です。たぶん。
ここが本当に沼なんです。
ちなみにネットで調べたら「メーカーが出してるスペック表だと最大造形速度は同じだけど、スライサー上だとA1の方が速く設定されているからA1の方が速い」みたいな情報を見かけたんですが、そんな単純な話じゃありませんでした…。
沼ポイント1:スライサー上の表示時間の謎
まず実際に公式スライサーソフトのBambu Studioで確認してみると、デフォルトではA1もA1miniも同じ速度に設定されています。
非公式のスライサーソフトや、Bambu Studioの過去のバージョンだと違う数値に設定されてるのかもしれませんが、現状の公式スライサーソフトだと、どちらも同じ数値です。
で、「同じ設定でスライスすれば同じ印刷時間になるでしょ」と思いますよね?



でも、ちがうんですよ!!
同じ設定でスライスするとBambu Studio上だとA1 miniの方が合計時間が短くなってます。


印刷時間はほぼ同じですが、A1の方が準備時間が長いみたいです。
沼ポイント2:最大速度設定の謎



「は~~準備時間で差が出るのね、なるほど」と思ったあなた、甘い!!
ここからが更なる謎なんです。
メーカーが出しているスペックは、A1とA1 miniどちらも下記のようになっています。
| 最大印刷速度 | 500mm/s |
|---|---|
| 最大加速度 | 10,000mm/s2 |
でも、Bambu Studio内で加速度、最大速度の数値をいじってスライスするとこの公称最大値と合わないんですよね。


上の画像のモデルを、加速度の中にある「通常造形」という項目を、いろんな数値に設定して、スライスしてみた結果を表にまとめました。
| 加速度「通常造形」(mm/s2) | A1 mini | A1 |
|---|---|---|
| 4000 | 4h36m | 4h37m |
| 5000 | 4h26m | 4h27m |
| 6000 | 4h19m | 4h20m |
| 7000 | 4h13m | 4h14m |
| 8000 | 4h9m | 4h10m |
| 9000 | 4h5m | 4h6m |
| 10000 | 4h29m | 4h30m |
| 11000 | 4h0m | 4h1m |
| 12000 | 3h58m | 3h59m |
| 13000 | 3h56m | 3h59m |
| 14000 | 3h55m | 3h59m |
| 15000 | 3h54m | 3h59m |
| 16000 | 3h53m | 3h59m |
| 17000 | 3h51m | 3h59m |
| 18000 | 3h51m | 3h59m |
| 19000 | 3h50m | 3h59m |
| 20000 | 3h49m | 3h59m |
| 21000 | 3h49m | 3h59m |
| 22000 | 3h49m | 3h59m |
| 40000 | 3h49m | 3h59m |
これを見てみると、加速度は最大10,000mm/s2のはずなんですが、Bambu Studio上だとA1は12000、A1miniは20000まで反応して、印刷時間が短くなっていきます。
ただ、なぜかどちらも公称最大値の10,000mm/s2だけ急に印刷時間が長くなっていてよくわかりません。
もしこの数値を信用するなら、A1は最大加速度12000mm/s2、A1miniは20000mm/s2となっているので、A1miniの方が速いです。
次に印刷速度の方をいじってみると、こっちは逆に公称最大値より低い数値で反応しなくなってしまい、外壁という項目は300mm/s、内壁という項目は200mm/sで印刷時間が変わらなくなります。


| 内壁速度(mm/s) ※外壁は200mm/sに固定 | A1 mini | A1 |
|---|---|---|
| 100 | 4h38m | 4h39m |
| 200 | 4h19m | 4h20m |
| 300 | 4h19m | 4h20m |
| 400 | 4h19m | 4h20m |
| 500 | 4h19m | 4h20m |
| 600 | 4h19m | 4h20m |
| 1000 | 4h19m | 4h20m |
| 内壁速度 mm/s ※外壁は400mm/sに固定 | A1 mini | A1 |
|---|---|---|
| 100 | 4h38m | 4h39m |
| 200 | 4h18m | 4h19m |
| 300 | 4h18m | 4h19m |
| 400 | 4h18m | 4h19m |
| 500 | 4h18m | 4h19m |
| 600 | 4h18m | 4h19m |
| 1000 | 4h18m | 4h19m |
| 外壁速度 mm/s ※内壁は400mm/sに固定 | A1 mini | A1 |
|---|---|---|
| 100 | 4h41m | 4h42m |
| 200 | 4h19m | 4h20m |
| 300 | 4h18m | 4h19m |
| 400 | 4h18m | 4h19m |
| 500 | 4h18m | 4h19m |
| 600 | 4h18m | 4h19m |
| 1000 | 4h18m | 4h19m |
| 外壁速度 mm/s ※内壁は200mm/sに固定 | A1 mini | A1 |
|---|---|---|
| 100 | 4h41m | 4h42m |
| 200 | 4h19m | 4h20m |
| 300 | 4h18m | 4h19m |
| 400 | 4h18m | 4h19m |
| 500 | 4h18m | 4h19m |
| 600 | 4h18m | 4h19m |
| 1000 | 4h18m | 4h19m |
他にも単位が「mm/s」と表示されてるいろんなの数値をいじってみて、400から500に変えて印刷時間が短くなる項目がないか探したんですが、Bambu Studio上で唯一反応したのが「移動速度」の「移動」という項目のみ。


この「移動」は、フィラメントが出てない時の移動速度の項目なので、これがもし本当なら「最大印刷速度500mm/s」って言っていいのか微妙な気がします。
一応実際に同じモデルの「外壁」の速度を400と500に変えて造形時間計ってみるか、と思って、検証した結果がこちら。
(手軽に試したかったので、小さいモデルを印刷しました)
| 外壁速度(mm/s) | 400 | 500 |
|---|---|---|
| A1 mini印刷時間 | 51m17s | 47m44s |



普通に違うんかい!!
500mm/sにした方が計測時間が短くなったので、多分造形速度500mm/s以上は出るんだと思います。
沼ポイント3:実測値の逆転現象
Bambu Studio上に表示される合計印刷時間と、実測時間が違うことがわかったので、加速度の「通常造形」という項目の数値も変えて検証してみました。
計測はスタートの音が鳴ってから、終わりの音が鳴るまでです。
(全部動画撮影したので、時間自体は正しいはず)



その結果がこちら。
A1での検証
| 通常造形(mm/s2) | Bambu Studio表示時間 | 実測値 |
|---|---|---|
| 9000 | 53m54s | 45m14s |
| 10000 | 55m41s | 44m37s |
| 12000 | 52m57s | 43m37s |
| 20000 | 52m57s | 43m37s |
A1 miniでの検証
| 通常造形(mm/s2) | Bambu Studio表示時間 | 実測値 |
|---|---|---|
| 9000 | 52m5s | 47m27s |
| 10000 | 53m40s | 47m18s |
| 12000 | 51m15s | 45m54s |
| 20000 | 50m17s | 46m13s |
……わかりますか?
スライサー上では「miniの方が速い」と表示されるのに、実際に印刷して測ると「A1」の方が速いんです。
Bambu Studioの「予測時間」と「実測時間」には5〜10分ほどのズレがありました。
また、先程書いた「通常造形が10000mm/s2になると急に遅くなる問題」はBambu Studio上の表示バグなのか、実際に計測するとちゃんと9000mm/s2より早くなってます。
しかも、普通にメーカー公称値の「10000mm/s2」より大きい値でも使えるみたいです。
ということで検証結果をまとめると下記のようになります。
- 公称スペックだとA1もA1 miniも速度は同じ
- Bambu Studio上だと同じ設定ならA1miniの方がA1より造形時間が短く表示される
- 公称スペック最大値を超えて設定できる
- 実際に印刷すると、A1の方がA1 miniより造形時間が短い
マジで意味不明な検証結果ですが、僕の環境での実測ベースだと「A1の方が若干印刷が早く終わる」という結果になりました。
ただ、そこまで劇的な差ではないので、速度のために数万円多く払う価値があるかは微妙なところです。



この検証のために造形した大量のゴリラ、どうしよう。


造形クオリティの違い



印刷スピードの検証は沼でしたが、造形クオリティの検証も沼です。
まずネット上では、以下の2つの派閥が争っています。
- A1派:「Z軸が2本あってブレが少ないからA1がキレイ!」
- A1 mini派:「プリントベッド(土台)が軽くて、慣性が少ないからminiがキレイ!」
あ、そもそもとして基本的な造形クオリティはどっちも高くて僕はほぼ不満がないので、その点はご安心ください。
その上で、僕の経験でいうと、今まで作った鉢の中では「A1 miniではキレイに印刷できるのに、A1だと汚くなる」という現象に2回くらい遭遇したので、A1 miniの方が少しだけ造形クオリティが高い気がしています。
でも、それだと根拠があまりにも弱いので、これも実際に検証しました。
まずは造形クオリティのチェックでよく使われるXYZのキューブ。



左側がA1、右側がA1 miniで印刷したものです。


この2つを比べてみると、どちらもある程度綺麗です。


オーバーハング部分もそこまで差がなく、どっちがいいとは断言できません。
続いて、四角くて細長い棒。


細長いモデルは上の方がブレて造形が乱れやすいので、Z軸が2本あるA1の方が有利な気がしますが、実際に比べてみると差がありませんでした。





なんでやねん!
こんな単純な形じゃ差が出ないのか?と思ったので、ステゴサウルスを印刷してみました。


尻尾の細いところとか差が出そうですよね。
A1の尻尾


A1 miniの尻尾





う~~~ん。違いがわかりません……。
他の部分もじっくり見たんですが違いがないように見えます。
違いが出なくて悔しかったので、下のモデルを作って検証しました。


要するに「A1は軸が2本あるので横揺れに強い」「A1 miniはベッドが軽くて慣性が少ないので前後揺れに強い」という派閥がいるので、わざと揺れるモデルを作って、前後と左右に向きを変えて2本ずつ印刷していきます。
もしブレが酷いとしたら、波々が終わった後の直角の部分(下の画像の丸で囲んだ部分)が綺麗に曲がれず、曲線を描いてしまうはずです。


ということでまずは前後ブレ検証から。
A1前後ブレ検証モデル




A1 mini前後ブレ検証モデル




見ると分かりますが直角部分は問題ないものの、側面が汚くなっているので、どちらも前後ブレ苦手っぽい…?
個体差という可能性もあるので、僕が持っている2台目のA1 miniに同じフィラメントを入れて前後ブレ検証モデルを造形してみました。
A1 mini 2台目前後ブレ検証




さっきは上に行くに従って変なブツブツができてたんですが、こちらは出ていません。



はい、個体差ですね。
でもそうなると、A1の方も個体差説が出てきてしまうんですが、うちにはA1が1台しかないので、検証不可能です。
また、左右ブレの検証モデルの写真は以下のような感じでした。
A1左右ブレ検証モデル




A1 mini左右ブレ検証モデル




はい、どちらも綺麗です。



なんか違いが出てくれよ~~~~~!
いや、綺麗なのはいいことなんですけどね……。
ちなみに先程書いた「A1 miniだとキレイに印刷できるけど、A1だと汚くなる」というのは、下のような写真の鉢です。
A1で造形したもの


A1 miniで造形したもの


A1だと下の部分にブツブツができるんですが、A1 miniなら綺麗に造形できます。
このモデルは別に前後とか左右に激しくブレるわけじゃないので、原因不明です。
めちゃくちゃ雑な推論ですが、下記のような様々な要素が絡み合って造形のクオリティを決めているんだと思います。
- Z軸の本数
- プリントベッドの重さ
- 造形するモデルの形状
- プリンターの個体差
- パーツの劣化具合
なので、「A1とA1 mini、どっちの方が造形クオリティ高いか」は、神のみぞ知る領域なのです。



造形が終わるまで分からない、まさにシュレディンガーの3Dプリンター。
騒音・振動



続いて騒音・振動についてです。
ここは割とシンプル。
「A1を買いたいんだけど、miniと比べて騒音とか振動ってどうなの?」って気になる人も多いんじゃないでしょうか?
結論から言うと、やっぱりA1の方が騒音も振動もやや大きめですが、すごく差があるっていう訳ではありません。
実際に動画を観ていただいた方がわかりやすいので、こちらをどうぞ。
A1の騒音検証
A1 miniの騒音検証
数値的には、A1は大体55~60db、A1 miniは50~55dbくらいです。
また、振動については下の動画のような感じ。
A1の振動検証
A1 miniの振動検証
体感だと、そこまで差はないものの、やっぱりややA1の方が振動も強めです。
どちらも同じデスクで仕事をしながら横で動かすのは厳しいレベルなので、しっかりした別の棚や台の上に置くことを強くおすすめします。
モニターの場所
最後に地味だけど重要な違い、モニターの場所です。
スペック比較の章でも書いた通りA1の方がA1 miniよりもモニターがやや大きいんですが、ぶっちゃけあんまり押しやすさは変わりません。
それよりも個人的に差が大きいと思ったのがモニターの場所の違い。
A1 miniは本体ボディに埋め込むような場所にモニターがあるのに対して、A1 は出っ張った感じでモニターが取り付けられていて、回して横向きにすることもできます。
A1 miniのモニター


A1のモニター
A1のモニターが少し厄介で、出っ張ってるせいでプリントベッドとぶつかりそうになるんですよね。
ビルドプレートをちゃんと置けば基本的にぶつかりませんが、適当に置くとガツンとぶつかって壊れる可能性があります。



僕は過去1回ガッツリぶつけてしまって、モニター横がかなり削れ、切込みが入っちゃいました…。


A1 miniはぶつかることはない構造なので大丈夫ですが、A1を買った方はシート置くとき気をつけましょう。
まとめ


長い記事になりましたが、、最後にもう一度おすすめな人をまとめておきます。
- 安い3Dプリンターを探している(コスパ最優先)
- 18cm以下の小さいものを造形したい
- 騒音や振動ができるだけ小さいものを探している
- 設置できるスペースが小さい
- 18cmより大きいものを造形したい
- 作りたいものがまだ決まっていない(大は小を兼ねる)
- 何かを量産したい(ベッドが広い方が一度に多く作れる)
スペックや使用感以外では、下記の基準で選ぶのもおすすめです。
- 熱しやすく冷めやすい人 → A1 miniがおすすめ
- もし飽きちゃったとしても、miniの方が小さくて邪魔になりにくいため。
- 長く継続するのが得意な人 → A1がおすすめ
- 長く続けていると、いずれ大きめサイズも欲しくなるので、最初からA1を選ぶのもアリです。
いろいろ検証しましたが、ぶっちゃけどっちも素晴らしい3Dプリンターです。



あまり悩みすぎず、最後は「ノリと勢い」で好きな方を選べばOKだと思います!








