最近CrealityのSPARKX i7という3Dプリンターを購入しました。
他にも気になっている機種があったのでYouTubeのレビュー動画を見漁って比較していたんですが、YouTubeの3Dプリンターレビュー動画って案件が多いので、「本当に参考になるのか……?」と正直不安だったんですよね。
mokeppi特にSPARKX i7の日本語レビュー動画はほぼ案件でした。
実は僕、Bambu Lab A1とA1 miniをすでに持っているんですが、もう1台プリンターが欲しくなったので、「どうせなら似ている機種を買って比較レビューを書きたい」と思い、SPARKX i7 Color Comboの購入を決めました。


ちなみにご存知の方も多いと思いますが、SPARKX i7は明らかにBambu Lab A1を意識して作られていて、見た目がかなり似ています。





Bambu LabのA1シリーズはかなり人気なので、ライバル機種として売りたいんだと思います。
そんなこんなで、合計100時間以上造形をして、自分の中でSPARKX i7の評価が固まってきたので、この記事では詳しくレビューを書いていきます。
この記事の内容
- Creality SPARKX i7の総評
- Creality SPARKX i7のメリット、デメリット
- Creality SPARKX i7とBambu Lab A1の比較
SPARKX i7が気になっている方や、Bambu Lab A1とどっちを買えばいいか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください!



メーカーからの提供は一切ないため、今回は忖度なしのガチ本音をお伝えします。
【最初に結論】Creality SPARKX i7の総評


まず結論から書きますと、Creality SPARKX i7、個人的にはかなり満足しています…!
先ほども書きましたが、YouTubeのレビューを観てから購入を決めたんですが、日本語のレビュー動画は案件が多くて、本当に参考になるのか不安ではありました。
「全然ダメだったとしてもブログや動画のネタになるか」と思って、買ってみたところ、案外良かったです。
- 造形クオリティが高い
- オートレベリングが優秀
- メンテナンスしやすい
- 本体側でモデルデータの削除ができる
- フィラメントのロード時に放置できる
もちろん、全部が完璧な製品ということではなくて、「この点は使う人選ぶかも」と思ったところもあります。
- CFS Lite(フィラメントボックス)の機能が必要最低限
- 手動の流量キャリブレーションが必要なフィラメントが多い
- フィラメントの継ぎ足し時、造形物に切れ目の線が入った
- Poopが多い
使い勝手的には初心者向けかと言われると「そうとも言えるし、そうじゃない部分もある」という感じです。



でも個人的にはBambu Lab A1より好きかも。
後発なだけあって、「A1のここ、ちょっと使いにくいんだよな…」というのが改善されている点が多いです。
一方で造形品質に関するソフトウェア面はBambu Labの方が優秀だと思います。
別にCrealityのソフトウェアがダメっていうわけじゃなく、Bambu Labが凄いだけという印象。
A1はほぼ調整なしでどんなフィラメントでもある程度綺麗に仕上げてくれるんですが、SPARKX i7はフィラメントごとに細かい調整が必要になる場面がありました。
とはいえ、1回調整してプリセットを作ってしまえば、その後はずっとそれが使えるので、個人的にはそこまで大きなデメリットとは感じていません。
Creality SPARKX i7の基本スペック


| 造形方式 | FFF方式(熱溶解積層法) |
|---|---|
| 造形サイズ | 260 × 260 × 255 mm |
| 本体サイズ | 470 × 423 × 456 mm |
| 本体重量 | 約9.12 kg |
| 最大造形速度 | 500 mm/s |
| 最大加速度 | 10,000 $mm/s^2$ |
| 造形精度 / 積層ピッチ | ±0.1 mm / 0.05〜0.3 mm |
| ノズル / ベッド温度 | 最大300℃ / 最大100℃ |
| 対応フィラメント | PLA / PLA-Silk / PETG / TPU / PLA-CF |
| マルチカラー対応 | 最大4色(CFS Lite使用時) |
| レベリング方式 | 全自動レベリング |
| AI機能 | AIカメラ(720p・スパゲッティ検知等), CubeMe(フォト to 3D) |
| ディスプレイ | 2.85インチ カラータッチスクリーン |
| 接続・データ転送 | Wi-Fi (2.4GHz), USBドライブ |
| 内蔵ストレージ | 8GB eMMC |
| 定格/最大消費電力 | 700W(220V) / 400W(110V) |
SPARKX i7を実際に使ってわかったメリット


オートレベリングの精度が高い
SPARKX i7にはオートレベリング機能があるんですが、非常に優秀で全く不満がありません。



20~30回造形しましたが、1層目が定着しなかったことはまだ1度もないです。
実は過去、CrealityのEnder-3 V3 SE、Ender-3 V3 KEといった別の3Dプリンターも使っていたんですが、オートレベリングの精度にはやや不満がありました。
3Dプリンターにおける「レベリング」とは、ビルドプレートとノズルとの隙間を均一に調整する作業のことです。
隙間が適切でないと、フィラメントがうまく定着せずに印刷ミスの原因になります。
なので、Ender-3 V3 SEやV3 KEではオートレベリング機能は補助的に使い、最終的には手動でレベリングしていました。
ちなみにレベリングが不正確だとどうなるかというと、1層目が定着せず土台ができないので、鳥の巣みたいなモジャモジャが爆誕します。


しかも「一回完璧にレベリングすればいい」というわけではなく、印刷していくとノズルやビルドプレートが少しずつ摩耗するので、定期的にやり直す必要があるんです。
また、定着できたとしても、密着度が低いと下の写真のように底面に線が出てしまうこともあります。


しっかり定着した場合は、下の写真のように線が出ず、塊のようになります。


その上、オートレベリングの精度が低い機種だと、1層目がちゃんとくっつくか心配になって、印刷開始後1層目が完了するまで見守る羽目になるんです。
印刷する度に下記のような時間がかかって、めっちゃ苦痛なんですよね……。
- 手動レベリング:5~10分
- プレートとノズルが温まるのを待つ:5分
- 1層目の印刷を見守る:5分
※1層目が失敗したら①からやり直す



こういうプリンターを使っていると、恐ろしい速度で時間が消えていきます。
一方、SPARKX i7はオートレベリングの精度が高く、1層目がしっかり定着して、底面もキレイです。





印刷する度、オートレベリングを自動でやってくれる機能があるので、開始ボタンを押してその場を離れられるのがありがたい…!
造形クオリティも高い
SPARKX i7は造形クオリティも高くて満足しています。



近くから見ても、積層がキレイです。


下の写真のような、オーバーハングがある難しい構造でもキレイに造形できました。


ただ、フィラメントごとに微調整が必要になる場合が多かったです。(後ほどデメリットの章で詳しく書きます)
メンテナンスがしやすい
3Dプリンターを高頻度で使う場合、メンテナンス性がかなり重要です。
SPARKX i7は、メンテナンスがめちゃくちゃしやすい点も気に入っています。
ノズル交換はもちろんA1と同じくワンタッチ方式。
Y軸のレールが表に出ていてオイルが注しやすい点も素晴らしいです。


フィラメントが折れて詰まった時も、すぐに取り出せます。
スマホやパソコンで遠隔操作・監視できる
最近の3Dプリンターによくある、遠隔操作・監視機能がSPARKX i7にもちゃんと搭載されています。


遠隔で操作・監視したい場合は下記のソフトが必要です。
本体にカメラが搭載されていますが、物理カバーも付いているので、カメラをむき出しにするのが嫌な人は隠せます。




ちなみにBambu Lab A1にもカメラが付いていて、遠隔操作・監視ができますし、物理カバーもあります。




ただし、僕が持っているA1シリーズ(A1が1台、A1 miniが2台)は、2年くらい使っていて、3台中2台のカメラが使えなくなりました。


A1 mini2台はカメラが完全に使えなくなってしまい、A1のカメラは使えたり、たまに使えなかったりという感じです。
もしかしたら、A1シリーズは造形時の振動などで内部の配線が切れやすいのかもしれません。
SPARKX i7はまだ発売間もないですし、購入してからまだ半年も経っていないので、カメラの長期耐久性は不明です。
マルチカラープリントができる
SPARKX i7は最大4色までのマルチカラー造形に対応しています。
マルチカラー造形をするためには、CFS Liteというフィラメントボックスが必要です。


本体とCFS LiteがセットになっているColor Comboを買えば、単体で買うよりお得になります。
- SPARKX i7単体:通常価格54,800円
- CFS Lite単体:通常価格29,800円
- Color Combo:通常価格71,800円
多色造形をしたい場合は、最初からColor Comboを買うようにしましょう。



たまにCFS Liteの在庫切れで、SPARKX i7単体しか売っていないときがあるので、間違えて単体で購入しないようにしてください…!
で、僕自身は単色造形をすることがほとんどで、基本的に多色造形はしないんですが、この記事のために試しにやってみました。


ちゃんとキレイに造形できて、いい感じです!
ただ、SPARKX i7はシングルノズル方式なので、色の切り替えの度にPoopというゴミが出ます。


結構な量が出るので、排出される場所にゴミ箱などを造形して置いておきましょう。
Creality Cloudで「Poop Box」などと検索すると、有志が作ってくれたSPARKX i7にピッタリサイズのPoop用ボックスがダウンロードできます。


コスパがいい
SPARKX i7のメリットを語ってきましたが、最大のメリットはコスパの良さだと思います。
ライバル機種とスペックや価格を比べてみると、下記のような感じ。
| モデル名 | 造形サイズ | 多色造形 | ドライボックス | セール時参考価格 |
| Creality SPARKX i7 Color Combo | 260 × 260 × 255 mm | 可能(4色) | CFS Lite (乾燥剤方式) | 54,000円前後 |
| Bambu Lab A1 AMS Liteセット | 256 × 256 × 256 mm | 可能(4色) | なし | 69,000円前後 |
| Bambu Lab A1 mini AMS Liteセット | 180 × 180 × 180 mm | 可能(4色) | なし | 48,000円前後 |
| Anycubic Kobra X(単体) | 260 × 260 × 260 mm | 可能(単体で4色対応) | なし | 42,000円前後 |
| Anycubic Kobra X ACE 2 Pro Combo | 260 × 260 × 260 mm | 可能(8色) | ACE 2 Pro (ヒーター方式) | 79,000円前後 |
ドライボックスが付いている多色造形対応3Dプリンターを探しているなら、SPARKX i7はかなり有力な選択肢です。
一方で、「多色造形できるならフィラメント剥き出しでもOK」という場合はAnycubic Kobra Xもいいかと思います。
僕としては、造形クオリティをできるだけ高めたいので、造形中にフィラメントを入れられるドライボックスは必須です。
A1シリーズでは乾物ストッカーで自作したドライボックスを使用していますが、流石に4つ並べるのはスペース的に難しいため、CFS Lite付きのSPARKX i7を選びました。



前回の記事は「SPARKX i7とKobra Xを比較してどっちを買うか決めたい」というテーマで書いたので、Kobra Xと迷っている方はよければお読みください。


SPARKX i7のデメリット


CFS Liteの機能がややしょぼい
Color Comboに付いてくるCFS Liteというドライボックス、やや機能がしょぼいです。
大きく分けて注意点が2つあるんですが、まず1つ目が「ヒーター機能がない」というところ。
CFS Liteはパッキンで密閉して防湿はできるものの、ヒーターでのドライ機能はありません。
フィラメント置き場の下部に乾燥剤を置くスペースがあるので、そこにシリカゲルを置いて除湿します。


3Dプリンターに付属するドライボックスはヒーター機能があるものが多いので、少しがっかりポイントです。



僕はヒーター機能があるドライボックスを2つ持っているので、しっかり乾燥させたい場合は造形前にそれに入れています。


CFS Liteの2つ目の注意点は、「スプールの巻き戻し機能がない」というところ。
フィラメントを送り出したり、戻したりする機能はあるんですが、スプール下の回転する棒には動力がありません。


フィラメントを送り出すときは、引っ張られて勝手にスプールが回ってくれるんですが、フィラメントが戻ってきたときはスプールが回らないので、箱の中でフィラメントがたわんでしまいます。


今まで20~30回造形していて、このせいで問題が起こったことはまだありませんが、なんか地味に嫌です。
あと、機能とは関係ないんですが、チューブが本体のフレームに引っかかって削れてしまい、白いカスが出るのも気になります。


工夫して置かないと、チューブがフレームに触れてしまうので、ご注意ください。
フィラメントの継ぎ足し時に線が入った
CFS Liteには、同じフィラメントを2つ入れておけば、フィラメント切れが起きた時に、別のフィラメントを自動で継ぎ足してくれます。
ただ、実際に継ぎ足したとき造形物に筋のような線が入ってしまいました。


「とりあえず自動で継ぎ足してくれればいい」という場合は使える機能だと思いますが、キレイさ重視の場合はこの機能は使わない方がいいです。



これは結構がっかりしました…
Poopが多め
SPARKX i7は、Poopが多めです。
僕は基本的に単色でしか造形しないんですが、単色造形時でも造形が完了するたびに毎回フィラメントがアンロードされます。
次回造形開始時にまたロードされ、そのときにPoopが出るんですが、これが結構な量です。


違うフィラメントに変えたときならPoopが出ても仕方ないと思うんですが、前回と同じフィラメントを使ってもPoopがたくさん出るのが「う~ん……」って感じです。
ちなみに、メーカーのCrealityは、「従来モデルより最大50%Poopを削減」と謳っていますが、多色造形でも大量にPoopが出ます。






僕はBambu Lab A1シリーズはAMS Liteなしで運用しているので実測はできないんですが、レビュー動画を観ると、Poopの量はA1シリーズより若干少ないか、同じくらいらしいです。



従来モデルって何なんだろう…?
手動で流量キャリブレーションした方が良いフィラメントが多い
メリットの章で「造形クオリティが高い」と書きましたが、手動でちゃんと流量キャリブレーションをしないと造形が汚くなってしまうことが多いです。
最初に何も調整せず、eSunのマットオレンジのフィラメントを使って造形したんですが、下の写真のようになってしまいました。




同じフィラメントをしっかり調整した後の造形物が、下の写真です。




毎回違うフィラメントを買う人は、フィラメントごとにプリセットを作り直す必要があるので、やや面倒くさいと思います。
僕の場合は、気に入ったフィラメント数種類をずっと使っていて、最初に1度プリセットを作ってしまえばそれを使い回せるので、そこまで手間には感じませんでした。
手動流量キャリブレーションのやり方



手動でやる流動キャリブレーションのやり方も説明しておきます。
まずはCreality Printを起動し、上のタブから「準備」を選び、空のプロジェクトを開きます。


次に右上の「フィラメント」の部分で、+マークを押し、調整するフィラメント用のプリセットを作ります。



調整するフィラメントに色も合わせたほうが分かりやすいです。


フィラメントの名前の部分をクリックし、鉛筆マークをクリック。


素材に合わせて「Generic〇〇」を選んで、「流量比率」を1に設定し、わかりやすく名前をつけて保存します。


その後、左上の「書類」の右横にある下矢印マークを押し、「キャリブレーション>流量>パス1」を選択。


すると、6枚のチップがプレートに現れます。


このとき、違う色のフィラメントになってしまっていたら、上メニューの「アセンブリビュー(パズルみたいなマーク)」から、調整するフィラメントのプリセットに変更してください。


そしてスライスして造形。


造形が完了したら、1番キレイに仕上がったチップの番号を控えておきます。



後で見返すことがあるので、作業が完了するまでチップは取っておいた方がいいです。
次にCreality Printで、左上の「書類」の右横にある下矢印マークを押し、「キャリブレーション>流量>パス2」を選択。


パス1で1番キレイに仕上がったチップの番号を選ぶと、それに合わせたチップが6枚現れます。


これをスライスして造形し、パス2でも1番キレイに仕上がったチップの番号を控えておきます。
最後に下記の数式に各パスの番号をそのまま入れると、適した流量比率が分かります。
1×(100 + パス1の番号)×(100 +パス2の番号) / 10000
筆者が手動流量キャリブレーションをしたフィラメント
今のところ僕が手動で流量キャリブレーションをしていい感じになったフィラメントと、その流量比率の数値を書いておきます。



個体差があると思うので、流量比率はあくまで参考として見てください。
eSUN マットディープブラック


eSUN マットミルキー ホワイト


eSUN マットタンジェリンオレンジ


eSUN マットライトカーキ


CC3D 大理石マーブル


ELEGOO マットサンシャインイエロー


Kexcelled マットネイビー


Bambu Lab A1との比較





続いて、Creality SPARKX i7と元ネタになっているBambu Lab A1を比較して行きます。
A1の方が優れている部分
流量キャリブレーションが優秀
A1は自動でやってくれる流量キャリブレーションが優秀です。
デメリットの章でも書きましたが、SPARKX i7は流量比率を手動で設定しないと造形が汚くなってしまうことがあります。
一方、A1は造形開始時に「フローキャリブレーション」をオンにして造形すれば、大抵の場合キレイに造形できて、調整が簡単です。




公式クラウドサービスのモデル数が多い
Bambu Lab、Crealityどちらも3Dモデル共有クラウドサービスを運営していますが、モデル数はBambu Labの方が多い印象です。
- Bambu Lab:MakerWorld
- Creality:Creality Cloud
どちらも正確な3Dモデル数は公開されていませんが、MakerWorldの方が欲しいモデルが探しやすいです。
とはいえ、Creality Cloudもかなりのモデル数があるので、そこまで大きな違いではありません。
また、実はMakerWorldからSTLデータをダウンロードしてきて、Creality Printに読み込むことも可能です。
違うメーカーのスライサーに読み込むためには基本的にパソコンが必要になりますが、スマホだけで3Dプリンター使おうとしている人はそんなにいないと思うので、面倒だけど大きなデメリットではないかもしれません。
情報が豊富
Bambu Lab A1はベストセラーの3Dプリンターなので、ネット上に情報がたくさんあります。
3Dプリンターをやっていると、何かしらのトラブルに遭遇することが多いんですが、A1はトラブル解決情報が調べればたくさん出てくるため、初心者さんでも対処しやすいです。
一方で、SPARKX i7は後発の3Dプリンターということもあり、ネット上の情報はA1よりも少なめ。
3Dプリンターに慣れている方ならあまり問題ではないかもしれませんが、完全な初心者さんだとSPARKX i7でトラブルに遭遇したときは少し苦労するかもしれません。
SPARKX i7の方が優れている部分
フィラメントの交換(ロード)がラク
A1よりも、SPARKX i7の方がフィラメントの交換が簡単です。
A1はボタンを1回押すだけではフィラメントがロードされないため、下記のような流れでロードをしています。
- ロードボタンを押す
- ノズルが加熱するのを待つ
- そのままだと高確率で歯車が空回りするのでフィラメントを手で若干押し込む
- フィラメントがロードされたかの確認ボタンを押す
- ロード画面終了
- そのままだと高確率で前のフィラメントの色が混じってしまうので、手動でフィラメントを少し排出する



A1は途中でその場を離れるとノズルが冷めてやり直しになるので、5分くらいはその場に張り付いて作業しないといけません。
一方で、SPARKX i7はロードボタンを1回押せば、交換が完了します。
- ロードボタンを押す
- 放置する
- ロード完了(色混じりなし)
交換が終わるまで完全放置できるので、とてもラクです。
本体側でモデルを削除できる
これ、地味にありがたいんですが、SPARKX i7は本体側だけで3Dモデルの削除ができます。


A1は本体だけではデータの削除ができず、SDカードをPCに読み込んだり、Bambu StudioでPC側から消す必要があるので、若干手間なんですよね。
SPARKX i7はテスト造形で失敗したモデルや、1回だけ造形したくて今後はもう使わないモデルをすぐ消せて、データ整理が簡単なので、「どれが使うデータだっけ?」というのが起こりにくいです。
メンテナンスしやすい
普段のメンテナンスのしやすさはSPARKX i7に軍配が上がります。
ノズル交換はどちらもワンタッチで簡単なんですが、エクストルーダーのカバーはSPARKX i7の方が圧倒的に外しやすいです。
また、3Dプリンターは定期的にY軸のレールに油を差して滑りを良くする必要があります。
A1はY軸レールがカバーで隠されていて、若干面倒くさいんですが、SPARKX i7はY軸レールが剥き出しなので、注油しやすいです。
SPARKX i7


A1







推奨はしませんが、A1のカバーを外しっぱなしで運用するのもアリかもしれません。
液晶ディスプレイがプレートにぶつからない
地味な点ですが、液晶ディスプレイの位置はSPARKX i7の方が使いやすいです。
A1のディスプレイはプレートのそばギリギリに設置されているため、プレートを適当に置くと、ディスプレイ横が削れたりします。
僕も1回やらかして、ディスプレイが削れました。
A1のディスプレイ





海外のフォーラムサイトなどを見ると、同じやらかしをしている人がたくさんいました。
一方で、SPARKX i7はプレートが干渉しない位置にディスプレイが設置されています。
SPARKX i7のディスプレイ


価格
セール時などによって価格は上下しますが、多色造形対応セットの場合、基本的にはA1よりSPARKX i7の方が安価です。
| モデル名 | 造形サイズ | 多色造形 | ドライボックス | セール時参考価格 |
| Creality SPARKX i7 Color Combo | 260 × 260 × 255 mm | 可能(4色) | CFS Lite (乾燥剤方式) | 54,000円前後 |
| Bambu Lab A1 AMS Liteセット | 256 × 256 × 256 mm | 可能(4色) | なし | 69,000円前後 |
A1とSPARKX i7、どっちを買うべき?





ということで、Bambu Lab A1とCreality SPARKX i7、それぞれがおすすめな人を簡単にまとめていきます!
Bambu Lab A1がおすすめな人
- 3Dプリンターを全く触ったことがない初心者さん
- 毎回違うフィラメントを買う人
- 造形頻度がそこまで高くない人
3Dプリンターを全く触ったことがない初心者さんには、A1がおすすめです。
SPARKX i7よりも多少値段は高くなってしまいますが、情報が豊富なためトラブル対応がしやすく、「買ってみたけど全然使い方が分からなかった」みたいなことになりにくいと思います。
また、A1の流量キャリブレーションは優秀なので、手軽にハイクオリティな造形を楽しめる点も初心者さんにおすすめできるポイント。



初心者さんはいろんなフィラメントを試したくなると思うので、手動で調整しなくてもいい感じにしてくれるA1の方が相性が良いと思います。
あと、SPARKX i7の方が日常的なメンテナンスが楽なんですが、そもそも造形頻度がそこまで高くない人はメンテナンス頻度も低いので、A1でもそんなに手間じゃないと思います。
Creality SPARKX i7がおすすめな人
- ある程度3Dプリンターに慣れている人
- いつも同じフィラメントを使う人
- 造形回数が多く、メンテナンスを高頻度でする人
- 多色造形できる安い3Dプリンターを探している人
一方で、SPARKX i7はある程度3Dプリンターに慣れている人におすすめです。
トラブルがあっても自分で対応できるなら、日常的なメンテナンスがしやすいSPARKX i7の方が使いやすいと思います。
また、3Dプリンターを使い慣れている人の場合は、「いつものフィラメント」が決まっていると思うので、手動の流量キャリブレーションは、そのフィラメントを使う初回だけでOKです。
流量キャリブレーションさえやってしまえば、A1とほとんど同じクオリティで造形できるので、より安く買えるSPARKX i7の方がコスパに優れています。
まとめ


ということでこの記事では、Creality SPARKX i7のレビューをお届けしてきました。
個人的には結構好きな3Dプリンターなので、皆さんもぜひ使ってみてください。



この記事が3Dプリンター選びの参考になれば嬉しいです!


















